失敗から学ぶ米国進出事例

執筆者 | 12月 9, 2022 | 米国進出

以下は、アメリカ進出に失敗したとされる日本企業の例です。

  1. ソニー・ベータマックス（Sony Betamax） 1980年代初頭、日本のエレクトロニクス企業ソニーは、家庭用ビデオテープレコーダー市場に進出しました。しかし、彼らのビデオテープの形式（ベータマックス）が、競合他社であるVHS（ビデオホームシステム）に比べて不利な規格であったため、市場での成功は得られませんでした。この結果、ソニーはビデオテープ市場での支配的な地位を失いました。
  2. マツダ・RX-8（Mazda RX-8） 2000年代初頭、日本の自動車メーカーであるマツダは、RX-8というスポーツカーをアメリカ市場に導入しました。しかし、車の設計が欠陥があり、エンジンが頻繁に故障するという問題がありました。このため、マツダはRX-8をリコールし、結果的にアメリカ市場での信頼性と評判を失うこととなりました。
  3. セガ・サターン（Sega Saturn） 1990年代初頭、日本のゲームメーカーであるセガは、サターンという家庭用ゲームコンソールをアメリカ市場に投入しました。しかし、市場での成功を得ることができず、競合他社であるソニーのプレイステーションに市場シェアを奪われることとなりました。セガはその後、ドリームキャストという新しいゲームコンソールを投入しましたが、これも市場での成功を得ることはできませんでした。最終的に、セガは家庭用ゲーム機市場からの撤退を余儀なくされました。